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健康保険請求額の異常な増加

インドネシア生命保険協会(AAJI)によると、インドネシアの健康保険請求総額は、2023年に前年比25%増の20.83兆ルピアとなり、COVID-19パンデミック後から増加の傾向が続いている。2023年の健康保険請求と保険料徴収の比率は138%に達し、請求額が保険料の増加を上回る異常な状況が見られている。

インドネシア保険ライターコミュニティーのワユディン氏は、医療施設、サービス料、医薬品、健康診断などの医療費の増加が、健康保険請求額増加を引き起こしていると述べた。保健省によると、インドネシアは医薬品原料の90%、医療機器の88%を毎年輸入している。この輸入依存が高額な医療費の要因と見られている。

ジャカルタに拠点を置くシンクタンク、ザ・プラカルサの研究者であるダルマワン氏は、「最も高価な医療機器は慢性疾患用であり、眼鏡や車椅子などの支援機器は、特に需要が高くなっている。」と述べた。