西ジャワ州西バンドン県で、2月半ばから続いた地盤の変動により、小学校の建物が倒壊し、周辺の多数の建物が損壊した。
地盤の変動は2月19日に始まり、地面に亀裂が走るなどした。小学校の建物と敷地にも多数の亀裂が入り、小学校は2月29日の朝に倒壊した。地盤の変動が始まってから授業はオンライン授業に切り替わっていたため、負傷者は無かった。小学校の他には周辺の10軒の民家が激しく壊れ、44軒の家屋も損傷を受けた。付近の住民らは知り合いの家やモスクに避難している。地盤の変動が始まって以来、地面が50センチメートル以上も沈下し、建物の床や壁に5から50センチメートル程の亀裂が入ったという。
西バンドン県の地域災害対策本部の初期調査によると地盤の変動は激しい降雨によるものと見られ、同本部では住民の安全を守るためより詳しい地質学的調査を行うとしている。