元研究技術大臣でエコノミストのバンバン・ブロジョネゴロ氏は、13日夜のイランによるイスラエルへの攻撃がインドネシアの経済成長に影響を与える可能性があると語った。
15日に開催されたオンライン討論会の中でバンバン氏は、「両国間の紛争がエスカレートした場合、インフレに加えて国際均衡の乱れから今年の経済成長率が目標の5.2%から4.6〜4.8%に押し下げられる可能性がある。」と述べた。
バンバン氏によると、成長率を押し上げる唯一の希望は今年11月に行われる地方首長選挙の期間中における国内消費だが、先日の総選挙時からみると現在は選挙にSNSを多用するため、インターネット以外では以前ほど消費への影響は多くないという。
現在インドネシアは中東の治安状況の悪化に懸念を表明し、イランとイスラエル両国に自制するよう求めている。