外務省は14日、カトリック教会の最高指導者で、バチカン市国元首のローマ教皇フランシスコ(87)のインドネシア訪問の日程が、今年9月3~6日に正式決定したと明らかにした。ローマ教皇は、訪問予定のアジア太平洋地域で最初にインドネシア、続けて、パプアニューギニアやティモール・レステ(旧東ティモール)、シンガポールの4カ国を10日間かけて訪問する予定。
マイケル・トリアン・クンカヨノ駐バチカン特命全権大使は、「インドネシアとローマ教皇庁は、1947年以来の友好関係にあり、ローマ教皇の訪問は歴史的な瞬間だ」と報じた。過去には、1989年に当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ二世がジャカルタやジョグジャカルタなどの都市を訪問している。今回は現ローマ教皇にとって43回目の海外訪問となり、政府はバチカン市国の関係者とともに準備を進めている。