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トゥアル元市長を容疑者認定 政府備蓄米200トンを横領

マルク州警察特別犯罪捜査部は4月26日、政府備蓄米200トンを横領した疑いで、同州トゥアル市のアダム・ラハヤアン元市長と社会局のアバマ・アポロ更生・社会支援担当部長を容疑者認定したと明らかにした。捜査当局によると、アダム容疑者は在任中の2016~17年にかけて、緊急の食糧難や災害が発生していないにも関わらず、政府備蓄米担当のアバマ容疑者にコメ200トンを市民に交付するよう命じた。しかし、実際は地方選挙で政治利用していたことが判明。国に約18兆ルピアの損害を与えたとみられる。

事件発覚の端緒となったのは、2018年に同市のハミド・ラハヤアン元副市長が警察に通報し、2019年から捜査が行われていた。警察は両容疑者を拘束し、詳しい捜査を続けている。