気象・気候・地球物理学庁(BMKG)によると、今年の4月は過去40年間の中で最も4月の平均気温が高く、過去と比べて月間の平均気温が約1℃高かった。同庁によると、1991年から2020年までの4月の平均気温が26.9℃であったのに対して、今年は27.7℃だった。通常の年では4月の一日の気温は20.1℃から28.6℃の範囲に収まる。
4月の平均気温の上昇幅が大きかったのは南カリマンタン州コタバル県の2.2℃、中部カリマンタン州北バリト県の1.7℃、北スマトラ州メダンの1.5℃だった。逆に上昇幅が小さかったのはマルク州南東マルク県の0.5℃だった。
専門家は気候変動がインドネシアの気温に対して及ぼす影響に警鐘を鳴らしている。平均気温は毎年上昇しており、2023年には一日の最高気温として過去最高の39.4℃を記録している。