インドネシア中央銀行(BI)の速報によれば、4月の消費者信頼感は大きく向上したが、小売売上高の上昇はわずかであった。小売売上高指数(RSI)は昨年同月比0.1%増の243.2になる見込みで、月次ベースでは3.3%の増加と予想されている。4月は主に、スペアパーツ・アクセサリー、車両燃料、食品・飲料・タバコの年間売上高伸長によって支えられた。
BIの報道官であるエルウィン氏は、「イスラム教の祝祭シーズンであるイドゥル・フィトリが食品と飲料の売上成長を押し上げた。また、3月にはラマダン期間中の活動増加とセールの影響で、衣料品の小売売上高が前年同月比20.6%上昇したが、4月には前年同月比16.4%に留まった。」と述べた。
一方、消費者信頼感指数(CCI)は、前月比で3.9ポイント上昇し、前年同月比でも1.6ポイント上昇した。現状の経済と将来の見通しの両方で改善が見られたことが、消費者信頼感上昇の背景となっている。