中央統計庁(BPS)のデータによると、4月は輸出が輸入を35.6億米ドル上回ったため、貿易収支は48カ月連続の黒字を維持したが、貿易黒字は前月比で2割以上減少し、前年同月比でも約10%減少した。輸出は前月比13%減の196.2億米ドルとなった。
輸出の減少は、宝飾品、金、電気機器、繊維などの製造品の出荷減少に起因しており、第3位の輸出品である原油ヤシ油 (CPO)も前月比10%以上の減少を記録した。一方、輸入は前月比10.58%減の160.6億米ドルで、全輸入の75%を占める原材料の輸入は前月比で9.28%減少し、資本財の輸入は前月比で8.1%減少した。
専門家は、世界的な不確実性と商品価格の正常化が貿易黒字の縮小に影響しており、4月については労働日数の減少が要因であるとの見解を示している。