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5万1200年前の最古の壁画を発見 南スラウェシ州 

国立研究革新庁(BRIN)と豪グリフィス大学の共同研究チームは4日、南スラウェシ州マロス・パンケップ地域のレアン・カランプアンの鍾乳洞で発見された壁画が、少なくとも5万1200年前に制作された壁画であることが分かったと明らかにした。

野生の豚や小型水牛と接触する人間の姿が描かれており、これまでに報告されている洞窟壁画の中で最古と判明した。BRINのチームリーダーであるオクタビアナ氏は、「小型水牛がいかに危険であるかを伝えていた可能性がある」と考察した。

共同チームは今回、レーザーアブレーション(LA-U系列法)という最新の方法を用いて、壁画の正確な年代を測定した。何千年にもわたって蓄積された方解石のサンプルを0.002インチ(44ミクロン)の小さなサイズで採取することで、洞窟の壁に含まれる方解石の年代分布をより高い解析度で知ることができ、同時に作品へのダメージを最小限に抑えたという。