エネルギー・鉱物資源省は、5%バイオエタノール(E5)ガソリンの導入プログラムが遅れていることを発表した。
同省の再生可能エネルギー担当局長であるエニヤ氏は、「原料の制限や高価な原材料価格、インセンティブの欠如が主な課題である。ロードマップでは2020年からE5の使用が開始される予定だったが、現在も市場試験段階にとどまっている。」と述べた。
最新のロードマップでは、E5の使用は2024年から2028年にかけて展開され、E10は2029年から2035年にかけて実施される予定だ。ジョコ・ウィドド大統領は2022年11月にサトウキビを原料とするバイオエタノールプロジェクトを開始した。バイオエタノール生産を2023年の4万キロリットルから、2030年までに120万キロリットルに増加させる計画だ。政府はサトウキビプランテーションの拡大も予定しているが、砂糖の輸入依存が続いている。