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無償牛乳プログラム実現に向けた課題

(c) TheJakartaPost

インドネシア食品・飲料生産者協会(GAPMMI)は、プラボウォ次期大統領の無償牛乳プログラムの実現可能性に疑問を呈している。現在、インドネシアは国内需要の80%を輸入に依存している。同協会のアディ会長は「現状では牛乳の輸入に頼るしかない。熱帯気候は牛乳生産に不利で、乳牛の輸入だけでは解決しない。」と述べた。

ヨーロッパの乳牛の平均生産性は1日あたり40〜50Lだが、インドネシアでは平均12〜15Lで、東ジャワ・マランに拠点を置くGreenfieldsのような大規模生産者でさえ1日あたり20〜25Lに過ぎない。また、乳製品生産に適した地域が限られているため、生産能力の拡大には多くの課題がある。
国営食品会社のID Foodは、無償牛乳プログラムを供給するために最大250万頭の乳牛を輸入する必要があると見積もっている。