東カリマンタン州北プナジャム・パセル県に整備中の新首都ヌサンタラ(IKN)で掲げられている「フォレスト・シティー」構想について、プラボウォ・スビアント次期大統領(現国防大臣)が見解を示した。8月13日に開催されたIKN第一回閣僚会議に出席したプラボウォ氏は、フォレスト・シティーの実現は森林火災のリスクと隣り合わせであると述べ、災害に備え最新の技術を駆使した監視体制や消防団の強化が必須であるとの考えを示した。国家災害対策庁と連携し、対策を講じる構え。また、IKNに建設中の複数の貯水池は役に立つだろうと述べた。
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は、新首都となるヌサンタラは森林が70%を占めるスマートシティーになるとの見解を示した。一方、環境保護団体からは、実際には地域の生態系を支える自然林は破壊され人工林が作られるだけでフォレスト・シティー構想はコスプレのようなものだとの批判の声が上がっている。