食糧担当調整省のズルキフリ・ハサン(通称ズルハス)大臣は、関連省庁が結束して取り組めば、2027年までに砂糖を国内で自給できるようになるとの楽観的な見解を示した。
現在はサトウキビの栽培にドローンやかんがい設備などの技術を利用しており、道具もクワから機械になり、苗も以前より優れた新しい品種があるため生産性が向上していることを理由にあげた。
国内の砂糖生産量は2023年に220万トン、2024年には240万トンと増加しているが、国内の需要を満たすには未だ80万トンが不足しており、大臣は対応を急ぐとした。また生産性が向上して農家の利益が増えればサトウキビ栽培はより盛んになり、2027年までに自給自足できるとの見解を述べた。
大臣は既存の畑の他にパプアのメラウケなどの新たな土地を畑にし、工業用砂糖の自給およびサトウキビ由来のバイオエタノール生産量の増産を2030年に達成するよう目指すとしている。