消費者信頼感指数(CCI)は11月に125.9ポイントと、前月の121.1ポイントから上昇し、昨年同月の123.6ポイントを上回った。これは主に現在の経済状況および今後6カ月の経済期待が改善したためであり、収入や雇用機会の向上が消費者の楽観的な見方を支えた。しかし、耐久消費財購入に対する慎重な姿勢は続いている。
11月の小売売上高指数(RSI)は211.5ポイントで、10月の210.6ポイントからわずかに上昇したものの、増加幅は限定的であった。通信機器や衣料品など特定の消費財が売上を支えた一方、通信機器の売上は前年同月比25.6%減と低調である。11月の地域選挙が小売業を一時的に後押ししたが、年間を通じた売上回復にはつながらない見通しだ。
信頼感指数の上昇は、10月20日の政権移行が順調に進んだ政治的期待も影響しているとの見方がある。