統計局（BPS）の月次データによれば、 2024年11月の貿易収支は、輸出額が前年同月比9.14％増の240億米ドルとなり、44億2,000万米ドルの貿易黒字を記録した。これは2023年の新型コロナ収束以降で2番目に大きな黒字であり、予想を上回る結果となった。特に、非石油ガス輸出は9.54％増加し、石油およびガスの輸出も2.73％増加したが、輸出額は前月比では1.7％減少している。さらに、鉄鋼や粗パーム油（CPO）といった主要商品の輸出額も増加した。
民間銀行ダナモンの専門家であるホシアナ氏は、「11月の輸出増加は複数の商品の価格上昇によるものだ。」と述べた。銅輸出は国際価格が7.92％上昇したことを背景に、2024年1～11月の期間で前年同期比57.1％増の32億1,000万米ドルとなった。ココア輸出額も前年同期比で110.9％増加しており、価格も115％上昇した。
