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苛性ソーダが道路に散乱 100人超が負傷

西ジャワ州西バンドン県の道路で昨年12月27日、日本では劇物に指定されている苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を積んだトラックが事故を起こし、積荷の苛性ソーダが大量に道路に散乱する事故が発生した。カラワンから州都バンドンにある化学メーカーの倉庫に積荷を輸送する途中の事故で、約20トンの苛性ソーダがおよそ8キロメートルにわたって道路に散乱した。その様子を記録した動画がSNSで拡散した。警察によると100人以上が軽傷を負い、少なくとも4人が重傷となった。負傷者の多くが目や皮膚の痛みを訴えたという。また、少なくとも200台以上のオートバイと自動車の塗装やエンジンに損傷が生じた。

苛性ソーダは強アルカリ性の薬品で繊維、紙、石けんなどの製造原料として用いられている。事故を起こしたトラックを所有する化学メーカーの代表は事故について陳謝し、車両の修理費や治療費を負担すると述べている。