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ベトナム発のEVタクシーがジャカルタで本格始動 電気自動車1万台を配備

(c) ekonomi.bisnis.com

 ベトナムの「グリーン・スマートモビリティ株式会社」(GSM)が、ジャカルタでEVタクシーサービス「Xanh SM(サンエスエム)」の運行を開始した。同社のグローバルCEOタン・グエン氏は、ジャカルタで開催された出発式にて「市場の反応次第ですが、2025年までに約1万台のEVタクシーの運行を目指す計画です。ジャカルタに続きバリ島での事業拡大も目標にしています」と述べたが、バリ島への進出時期については発表していない。

 同氏は「インフラ面で課題はありますが、充電ステーションの増設、「V-Green」社との提携により課題解決を試みています」とも話す。ベトナムの充電ステーション会社「V-Green」は、インドネシア国内の複数企業と提携し充電ステーションの建設拡大を進めている。使用される車種は「VinFast」社製の電気自動車「VFe34」。航続距離は最大277kmで、最大130kWのDC充電により0~80%の急速充電を27分で行うことが可能。

 GSMはベトナム最大級のコングロマリット企業「ビングループ」傘下の新会社。10万台のEV四輪・二輪を保有し、2023年にベトナムで初めて100%「VinFast」社製の電気自動車を用いた配車サービスの提供を開始。ベトナム国内54省・市でサービスを展開している。