食料担当調整省のズルキフリ・ハサン(通称ズルハス)大臣は、今年政府がコメ、とうもろこし、砂糖、塩の4つの食品の輸入を禁止したことについて言及した。
ズルハス大臣は、この輸入禁止政策の実施により政府が目指す食料の自給自足が実現することを望むとし、そのための取り組みの一つとして農民に優良な苗を供与するなどの財政面での支援や規制の見直し、サプライチェーンの強化を行うなどして農民をバックアップするとしている。その一つの例として肥料を挙げ、以前は肥料の入手方法が非常に複雑で農民が入手するのは困難だったが、現在では手続きが簡略化されて手に入りやすくなったとした。
これまで大臣は貧困にあえぐ農民に対しては援助に頼らなくなるまで支援することが必要だと述べており、現在の状況はインドネシアが望む未来とはほど遠いものだとしている。