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チキニの歴史的価値を活用し進む、都市観光地としての再活性化計画

(c) antaranews.com

 ジャカルタ特別州政府は、既存の歴史的遺跡を活用してチキニ、モナス、パサールバル地区を再開発し、主に国内観光客をターゲットにしたジャカルタ中心部の都市観光の目的地として復活させる計画を立てている。

 チキニには多くの物語を有する歴史的な建物が立ち並ぶ。チキニ・ラヤ通りの角地には1920年に建設されたオランダ植民地時代の郵便局「チキニ郵便局」がある。ラデンサレ通りのチキニ病院の事務所がある建物は、有名な画家ラデン・サレ・シャリフ・ブスタマン氏の旧邸であることが知られている。その他にも1878年創業のインドネシア最古の焙煎所「Bakoel Koffie」、インドネシア経団連KADINの総裁も務めた実業家ハシム・ニン氏やインドネシア初の眼鏡事業主A・カソエム氏の豪邸がある。またラデン・サレ・シャリフ・ブスタマン氏がかつて所有していた庭とミニ動物園は、複合文化施設「Taman Ismail Marzuki」に生まれ変わり多くの人に親しまれている。

 ジャカルタ特別州観光局は、ホテル運営者やツアーガイドコミュニティーと協力し、旧市街とチャイナタウン、PIKとプルイット、ブロックMとスナヤンにメンテンとチキニとパサールバルを加えた一般向けの観光パッケージを開発し、ジャカルタDKIの観光促進を狙う。