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アチェの津波跡地を水田に活用

農業省は、2004年のスマトラ島沖地震による津波の被害を受けた跡地を復旧し、稲作用の農地として活用する計画を明らかにした。これは津波の跡地であるアチェブサール県のロンガ郡とルプン郡で再び稲作ができるよう、アチェ園芸農業局長からの津波跡地の復興の要請に農業省が応じたもの。

計画実行にあたりアチェの関係各所が復旧する土地の事前調査を行ったところ、津波の被害を受けた地域の土地は、水田として耕作可能な土地、耕作可能だが荒れた土地、耕作不可な土地の3つに分類されることがわかった。ロンガ郡には耕作可能な土地が422.1ヘクタールだった一方、ルプン郡は調査した77.4ヘクタール全てが耕作不可な土地であった。

農業省は耕作可能な土地については活用し、現在耕作不可の土地についても水田に戻せるよう復旧活動を行っていくとした。同省は、この地で農地を増やすことは政府の掲げる食料自給計画の一環だとしている。