日本の洋菓子ブランド「シャトレーゼ」は、インドネシアでの事業拡大を進めるため、西ジャワ州ブカシに2つ目の工場を建設すると発表した。ロサン投資・下流産業相は2月8日、同社がカカオやキャッサバなど地元原料の調達を強化し、インドネシアの産業発展に貢献するとの見解を示した。
シャトレーゼは2017年にゴーベルグループとの合弁で市場参入し、2022年にはボゴールに約600億ルピアを投じて初の現地工場を設立した。新工場はボゴール工場の9倍の規模で、2026年の稼働を予定。同社は年間200店舗をオープンし、2025年末までに450店舗を目指し、年間300億円の売上を見込む。さらに、スラウェシ島の農家との協力を強化している。日本の専門家がカカオ豆の発酵・乾燥技術を指導し、加工されたカカオは、国内使用、または日本への輸出のために関連施設へ販売される予定だ。