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巨大ロピスから気球まで 多彩なペカロンガンのレバラン伝統行事

(c) liputan6.com

バティックの街として知られるペカロンガンには、歴史と独自性と文化的意義に富んだレバランの伝統行事がある。そのひとつは、バルーン・フェスティバル。かつてインド・ヨーロッパ系民族が多数居住していたペカロンガンには古くから気球を飛ばす伝統がある。決勝ラウンドは、予選ラウンドの勝者が、さまざまな模様でカラフルにデザインした創造性溢れる気球を飛ばす重要な舞台。気球は人々の生活が常に明るく色彩豊かであることを願う、希望と祈りの象徴である。

ペカロンガンのレバランの伝統行事といえばクラピャック地域の巨大ロピス(もち米のケーキ)が最も有名。2024年に作られた巨大ロピスの大きさは高さ232cm、直径250cm、重さ2,018kg。バザー、ウォーキング、アートパフォーマンス、献血、キッズパレードなどさまざまなイベントも行われる。多くの住民が協力して作り上げ、参加者に無料配布される巨大ロピスは、収穫への感謝、家族と地域コミュニティーの団結心、共有、社会的ケアの象徴である。

その他にも何千人もの住民が見守る中、メゴノ(若いジャックフルーツで作るペカロンガンの名物)と農産物で作った豊年神輿を担いで練り歩くメゴノパレードなど、ペカロンガンの人々の地元の知恵、団結の精神、感謝の気持ちを反映した伝統行事が複数開催される。