外観も展示スペースも新たに「ワヤン博物館」が生まれ変わった。ワヤン博物館サービス部門の責任者スアンディ氏は「外観や展示スペースのレイアウト変更に加え、没入型展示や障害者専用通路も増設し、すべての人に快適に楽しんでいただける施設になりました。毎月定期開催を予定しているワヤン公演のスケジュールはSNSで公開いたします」と話す。
館内にはインドネシア各地のワヤンが、その名前や由来についての解説とともに展示されている他、インドネシアにおけるワヤンの分布図、ワヤン年表、ラーマーヤナ物語の場面を再現したジオラマなども展示されている。インターナショナル・ワヤン・ゾーンでは、ワヤン文化に影響を受けた世界の芸術の展示があり、中国、タイ、フランス、カンボジア、アメリカなどで童話を伝承するために使われてきた人形を見ることもできる。
いちばんの見どころはスーパー・ホログラム、360度の没入型体験、走りながらアイテムを集めるインタラクティブ・ゲームなどの複数のインタラクティブ展示が楽しめる没入型空間。同エリアは1回30分、定員30名の人数限定入場となっていて、追加料金は不要だがチケットカウンターでの登録が必要なのでご注意を。入場料は平日1万Rp、週末1万5,000Rp、外国人観光客は5万Rpとなっている。