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断食月入りは3月1日 ムハマディアが決定

国内第2のイスラム団体ムハマディヤは2月12日、今年のラマダン(断食月)入りは3月1日になると明らかにした。ムハマディヤは、天文学的なデータと計算に基づき、科学的な手法で月の位置を特定する「ヒザブ」で算定し、レバラン(断食明け大祭)は3月31日、イード・アルアドハーは6月6日にあたると合わせて発表した。

一方で、国内最大のイスラム団体ナフダトゥル・ウラマー(NU)は、目視で新月を確認する「ルクヤト」と呼ばれる伝統的な方法をとるため、日程の決定はラマダン開始直前となる。この違いからラマダン開始日に違いが生じる年があり、その場合は通常ヒザブ法が1日前倒しとなるが、イスラム学識会議(MUI)はどちらの算定方法も宗教学者によるコーランの解釈であり、問題はないとしている。ラマダンの始まりについて意見の相違がある場合、国内のイスラム教徒は政府の決定に従うよう「ファトワ(宗教見解)」で定めている。