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希少な仕掛けと歴史が詰まった市民の誇り「ジャム・ガダン」

(c) detik.com

西スマトラのブキティンギ市にある大きな時計塔「ジャムガダン」は、同市のランドマーク。さまざまな土産品のデザインにも採用されているので、見覚えのある人も多いのではないだろうか。

ブキティンギ市の中心点である「Sabai Nan Aluih公園」の中央に立つ「ジャムガダン」は、当時のブキティンギ市の長官への贈り物として、オランダのウィルヘルミナ女王の命を受けたオランダ領東インド政府が設置した。金属フレームとセメントは一切使用することなく、石灰石、砂、そしてセメントの代用品であった卵白の混合物を使用し、3,000フローリンの建設費をかけて1926年に完成した。

「ジャムガダン」は4層構造になっていて、高さは26m。1階はオフィス、2階は振子室、3階は時計機械室で、塔の最上部に当たる4階に鐘がある。建設当初の屋根の形は典型的なヨーロッパ風のドーム型で頂上には雄鶏の像が飾られていた。1942年に日本軍の統治下におかれた際に神社建築で使われる仏塔の相輪に改造された。現存する塔の屋根は、インドネシアの独立後に再び改造されたミナンカバウの建築様式の屋根である。

「ジャムガダン」で使用されている時計の内部機構は世界でわずか2台のみの希少なもので、もうひとつは英国ロンドンの「ビッグベン」で使用されている。