西ジャワ州スカブミ県で12月4日、数日間降り続いた大雨が原因で、洪水や地滑りが発生し、9日までに子どもを含む10人が死亡、2人が行方不明になった。国家救命隊（バサルナス）や国軍の合同チームが、行方不明者の捜索活動を続けている。国家災害対策庁（BNPB）によると、洪水でトラックやミニバスが流されたり、地盤沈下で住宅が倒壊寸前の状態になるなど、被害は県内39郡172村に及び、3,000人以上が避難を余儀なくされた。
同月6日に被災地のひとつであるチケンバル郡スカマジュ村を訪れたブラン・ラカブミン・ラカ副大統領は、災害が発生しやすい地域の被害予測図の作成を早急に進め、危険地帯の住民を避難させるようBNPBや関係機関に指示した。
