インドネシア最大のグミメーカーPT Yupi Indo Jelly Gum(Yupi)は、最大2.13兆ルピアを調達するため、3月21日にインドネシア証券取引所(IDX)へ上場予定である。IPOで得た資金の77%は東ジャワ州ンガンジュクに建設予定の新工場に充てられ、2026年に稼働予定。残り23%は国内外市場の拡大のための運転資金として使用される。
Yupiは1995年創業で、インドネシアのソフトキャンディー市場で66.5%のシェアを持つ。製品は東南アジア9カ国を含む45カ国で販売されており、現在は西ジャワ州に2工場と包装施設1つで年間約9.3 万トンを生産している。IPO後、香港のAffinity Equity Partnersが関連会社を通じてYupiの90%の株式を取得予定で、買収額は約12億米ドルと報じられている。この買収は2024年最大のM&A案件となる見込みである。