プラモノ・アヌンジャカルタ首都特別州知事は3月11日、数日前からジャカルタの上空で実施された「気象改変作戦(OMC)」が成功したと発表した。OMCは洪水を未然に防ぐ目的で実施されている気象操作の取り組みで、プラモノ知事は、天気予報では雨量が多いと予測されていた11日、朝起床すると空が明るく澄んでいたのは3月4~10日に実施されたOMCが成功したからだと述べた。実際に降雨量を60~70%減少させることができたとのデータが公開されている。OMCは11日以降も20日まで継続して実施される。
ジャカルタ災害対策局マルリ・シジャバット局長は、OMCは国家災害対策庁(BNPB)および近隣自治体と連携して各所に設置された観測所で厳密に監視、観測されその結果を精査していると述べ、今後は短期のみならず中長期的な効果にも期待したいとの見解を示した。