西ジャワ州のデディ・ムルヤディ知事は、洪水の抑制と食料自給の維持を目的に、森林、農園、水田および湖や河川などの土地の用途変更を禁じる知事規則を発令した。この規則により州内のすべての規制に影響が及び、最終的には食料の生産性向上が期待できるとしている。
知事は、洪水対策と食料安全保障の対策は密接に関連しているとし、河川の影響が農地にまで及ぶことで最終的にはコメの生産性にも影響を及ぼすとして、河川や湖および湿地が本来の機能を取り戻すよう取り組んでいると述べた。
また、無秩序な土地の転用は水源を枯渇させ、災害の発生を引き起こすなど国に大きな損失を与えると指摘し、国や地方自治体は災害への対応で財政負担を強いられることで、他の公的サービスなどの支出に影響が出ると述べた。
知事は会計検査院(BPK)に対し、国営企業などによって行われる土地転用の監査に参加するよう求めている。