東ジャワ州で互いに120キロメートルほど離れた場所にある活火山ラウン山(標高3,332メートル)とスメル山(標高3,676メートル)がともに3月13日に噴火し、上空まで噴煙を噴き上げた。
ラウン山は午前7時頃に噴火し、噴煙が海抜4,832メートルの高さまで立ち昇り、北西側に向けて吹き流れた。地震計では34秒間の揺れが観測された。住民と観光客には山頂から少なくとも3キロメートル以上離れることが求められた。ラウン山の噴火は昨年12月24日以来で、噴火警戒レベルは4段階中下から2番目の「注意」に指定されている。
一方、スメル山は真夜中から午前7時までの間に5回噴火し、山頂から500メートルから900メートルの高さにまで噴煙が上がった。最も大きな噴火は午前5時40分頃に起こり155秒間の揺れが観測された。スメル山は昨年11月から火山活動が活発化しており、年初から約千回噴火が起こっている。