闘争民主党(PDPI)の新任地方首長らが2月24日、中部ジャワ州マゲラン県の陸軍士官学校での地方首長の研修をボイコットしたことから一転、参加した。PDPIのメガワティ党首が同党の地方首長らに対し、同月21~28日の政府主催の研修に参加しないよう声明で指示していた。声明は、メガワティ氏の片腕とされたハスト・クリスティヤント幹事長が汚職撲滅委員会(KPK)に贈収賄の疑いで逮捕された翌日に出され、一部の識者からはハスト氏の逮捕が引き金になったとの見解もあった。
民間調査機関インドネシア・ポリティカル・オピニオン(IPO)は「PDIPがプラボウォ政権に明確な抵抗を見せ始めた。国会にも同様の指示が出される可能性があり、プラボウォ政権が信頼と正当性を失う危険がある」と懸念を示した。