米アップルの最新スマートフォンであるiPhone 16シリーズが4月11日、インドネシア国内の店頭で販売が開始された。米国、日本などでは昨年9月に発売されたが、部品の4割以上が国内製でなければ販売を認めないとするイ政府の方針により販売が禁止されていた。これまでは個人で利用する場合に限り国外で購入したものを国内に持ち込むことは許されていた。
政府は昨年11月にアップルが1億ドルの投資をするという計画を拒否していたが、その後、アップルが西ジャワ州バンドンにアクセサリ製造工場を、また、バタム島に紛失防止タグAirTagの製造工場を総額1億5千万ドルで建設することで合意した。インドネシアは中国に次ぎアジア地域でアップル製品の大きな市場となっている。イ政府は米グーグルのスマートフォンGoogle Pixelについても国内製部品が4割以上使用されていないとして販売を禁止している。