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ジャカルタ特別州 排ガス規制の取り締まりを再開 対象は大型車

ジャカルタ特別州警察は4月15日、排ガス規制違反への取り締まりを再び開始した。対象はトラックやバスなどの大型ディーゼル車であり、基準を満たさない車両の所有者には禁固6カ月または最高で5,000万ルピアの罰金が科される。

同州では2020年に「排ガス検査義務化に関する知事令第66号」を制定し、車齢3年以上の車両に対して定期的な排ガス検査を義務付けていた。しかし、2023年9月、警察は取り締まりによる効果が乏しいとの判断を下し、一時的に取り締まりを中止していた。今回の取り締まり再開は、バンドン工科大学による調査結果を受けての決定である。同研究では、ジャカルタにおけるPM2.5汚染物質の44.7%が運輸部門から発生しており、そのうち32%がディーゼル車によるものであることが明らかになった。この調査結果は、同州の環境問題解決に向けた警鐘と捉えられている。