4月21日、ジャカルタの副大統領宮殿にて、ギブラン副大統領とアフマド・ハミディ副首相（兼農村・地域開発大臣）が会談を行った。
この会談では、経済協力の強化や出稼ぎ労働者の保護など、両国の関係を強化するさまざまな戦略的課題が議論された。特に、バタム-ジョホール地域での経済連携の強化、持続可能なハラル産業の発展、マレーシア国内のインドネシア人労働者保護に関する取り組みが重点的に話し合われた。
また、サウジアラビアで行われるハッジ（大巡礼）やウムロ（小巡礼）に関連する住宅支援の協力についても議題に上がった。さらに、両国が世界最大のパーム油生産国であることを背景に、パーム油プランテーションに関する協力や、パレスチナ独立への支持、職業教育分野での協力についても意見が交わされた。
今回の会談を通じ、両国は経済から人道問題まで多岐にわたる分野での協力を深め、地域の発展と安定に寄与することが期待されている。
