リニ国家機関強化・官僚改革相は4月22日、東カリマンタン州に建設中の新首都「ヌサンタラ」への公務員移住を2026年まで再延期すると発表した。移住計画の延期はこれで複数回目となる。
リニ氏は、延期の理由として「各政府機関が現在も内部統合の段階にあり、オフィススペースの不足やインフラ整備の遅れも課題となっている」と説明した。当初、移住は2024年8月の独立記念日までに開始される予定だったが、9月、10月とたびたび延期され、2025年1月からの開始と修正された。その後、再び計画が見直され、2025年4月のレバラン(断食明け大祭)後にずれ込むことが決まっていた。
一方、プラボウォ大統領は、2028年8月までにヌサンタラでの執務開始を目指す意向を示しているが、今後の進展には依然として課題が残るとみられる。