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コーヒーと金価格高騰で4月インフレ率上昇

4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1.95%上昇し、コーヒーと金の価格高騰が主因となった。統計庁(BPS)によると、食料・飲料・タバコの価格が2.17%上昇し、インフレ率の0.64ポイントを占めた。特に粉末コーヒー、調理油、カイエンペッパーが影響した。コーヒーは気候変動による収穫減、需要増加、供給網の混乱で価格が急騰。アラビカ種は2024年5月の1ポンド2ドルから、2025年2月に4.33ドルの最高値を記録し、5月でも4ドルを維持している。金製品も前年比で10%上昇し、0.62ポイント分インフレに寄与。背景には米中貿易戦争など地政学的リスクがある。電気料金は前月比で27%上昇し、全体の0.98ポイントを占めた。

コアインフレ率は2.5%だが、製造業購買担当者景気指数(PMI)は46.7に低下し、景気減速の兆しが見られる。