パシフィック・サテライト・ヌサンタラ（PSN）、国立研究イノベーション庁（BRIN）、PT LEN工業（Persero）の3社は、インドネシアの衛星技術インフラ強化のため、連携協定を締結した。
PSNは、BRINと共同で、次世代衛星通信システムの基盤となるフェーズドアレイアンテナの研究開発を行う。このアンテナは、高精度かつ迅速な信号制御を可能とし、環境変化にも強い。BRINの研究力とPSNの産業経験を融合することで、国際競争力を持つコンパクトなアンテナ開発を目指す。
また、PSNとPT LEN工業は、衛星技術の運用と防衛・電子機器分野の知見を組み合わせ、国内需要のみならず、グローバル市場も視野に入れた技術ソリューションの提供を目指す。この連携により、インドネシアは海外技術への依存度を低減し、衛星インフラにおける技術的自立を加速させる。協定調印は、6月12日にジャカルタで開催されたインド・ディフェンス・エキスポ・アンド・フォーラム2025で行われた。
