ジャカルタ州環境局は、河川へのゴミ詰まりによる洪水防止のため、5000名超の職員を市内河川に配置したと発表した。重点は、ゴミが堆積しやすいチリウン川など市内主要河川。特にTBシマトゥパンごみ処理施設を起点に、上流から下流までを重点的に清掃する。
同局ASEP KUSWANTO局長は、カリバタ虹橋、カンポンクメラヤ橋、西洪水排水路などでのゴミ堆積は効果的に抑制できていると主張。海への水流は滞りなく行われていると説明する。7月7日に発生した大雨による洪水は、異常気象と大潮の複合要因によるものとジャカルタ州防災局は分析している。一方、環境大臣はジャカルタ州知事、西ジャワ州知事と会談し、チリウン川上流域の7000ヘクタールに及ぶ河川流域治水事業に合意したと発表。下流対策よりも上流対策の重要性を強調した。