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インドネシア再保険大手、国営再保険事業の統合主導へ

インドネシア再保険大手、PT Reasuransi Indonesia Utama(Indonesia Re)が、国営再保険会社3社の事業統合を主導すると発表した。統合対象は、Indonesia Reの他、PT Reasuransi Nasional Indonesia(Nasre)、PT Tugu Reasuransi Indonesia(Tugure)の3社である。

Indonesia Reのベニー・ワウォルントゥ社長は、まずBUMN(国有企業)内の3社を統合し、その後、段階的に他の国営保険会社との統合も視野に入れていると述べた。統合スキームについては、株式移転だけでなく、業務プロセス、事業アライメント、技術、人的資源など、多角的な検討が必要であるため、慎重に進めるとしている。

Indonesia Reは、国営保険会社再編を推進するダナンタラ・インドネシアを支援しており、2026年にはIndonesia ReとTugureの統合、2027年にはNasreとの統合を目指し、2028年までに全社統合を完了する計画である。統合により、巨大な国営再保険会社が誕生する見込みだ。