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ジャカルタ州議、未成年搾取で規制強化要求

ジャカルタ州議会議員ハルディヤント・ケネス氏は、地元政府に対し、未成年者が性的搾取の対象となる事件を未然に防ぐため、夜間営業の娯楽施設に対する規制と監視の両面強化を求めた。15歳の中学生が西ジャカルタのカラオケバーで“レディーコンパニオン(LC)”として働かされ、妊娠していたという衝撃的な事件を受け、ケネス氏は「これは未来を奪う犯罪であり、冷酷な人身売買の構図」と断じた。

同氏は関係施設の営業許可取り消しを促すとともに、児童を誘引するSNS利用にも厳しい目を向けるよう訴えている。容疑者はバーの経営者、斡旋者、SNS利用者ら10名とされ、被害が報じられた直後、警察は迅速に捜査に乗り出した。ケネス氏は「容赦すべきではない。資産の差し押さえや厳罰が必要」と法執行強化の意志を示すとともに、市民にも通報を呼びかけている。