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インドネシア中銀、QRISの日本展開開始

インドネシア中央銀行(BI)は8月17日、同国のQRコード決済システム「QRIS」を日本で正式に利用可能にしたと発表した。インドネシア独立80周年記念日に合わせた措置で、ASEAN圏外へのサービス拡大と、国際的な決済利便性の向上を目指す。現在の利用者は5700万人に上るという。

利用はまず日本国内の35店舗で始まり、インドネシアの利用者は「JPQRグローバル」を読み込むことで、BNIやBCA、マンディリ銀行などのモバイルバンキングアプリや、DANA、GoPayなど主要な電子マネーアプリを通じて決済が可能となる。

ペリー総裁は、今回の措置が両国民の取引利便性と効率性を高め、日イ両国の経済関係を深化させると期待を表明した。BIは今後、日本での対応店舗を順次拡大する方針である。将来的には、日本からの利用者がインドネシアでQRISをスキャンして決済できる双方向の連携も視野に入れる。