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バリ州、カジノ誘致を拒否

バリ州のワヤン・コステル知事は8月16日、最大100兆ルピアの利益が見込まれる合法カジノ事業の誘致提案を拒否した。同知事は、バリの観光が「文化に基づいている」と強調。安易な誘惑に乗れば文化の基盤を失い、将来を脅かすと指摘した。

知事によると、観光はバリ経済の6割を占める基幹産業である。カジノ導入は競合の多いギャンブル市場への参入を意味し、他国との競争に晒される。文化に根差したバリ観光は世界で唯一無二であり、これを守るべきだとの認識を示す。

2025年1~7月の外国人観光客数は400万人に達し、8月1~13日でさらに30万人増加した。累計430万人超と好調。知事は今年の年間観光客数を720万人と予測する。文化観光路線を堅持する方針を改めて表明した。