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サマリンダの老舗喫茶、歴史を刻むローカルカフェ5選

(c) food.detik.com

東カリマンタン州都サマリンダには、数十年にわたり市民に親しまれてきた老舗コーヒーショップが点在する。各店は街の暮らしと共に歩み、世代を超えて地元文化を支えてきた。

1943年創業の「Kong Djie Coffee」では、アラビカとロブスタを用いたクラシックな「Kopi O」(ブラックコーヒー)と「Kopi Susu Panas」(ホットミルクコーヒー)が味わえる。1990年代から続く「Warkop Taufik」は、コーヒーと香ばしい「Nasi Kuning」(ターメリックライス)が朝の定番として人気だ。伝統市場にある「Warung Kopi Haji Acut」は1987年創業、3代にわたり受け継がれる「Kopi Tubruk」(インドネシア式コーヒー)が看板商品となっている。

港近くの「Warkop Koh Abun Pelabuhan」は1960年創業で、素朴な一杯とともに、独特な匂いをもつ豆「Jengkol」入りのお粥がユニークだ。1970年代から続く「Warkop Madju」では、市場の活気の中でクラシックなコーヒーとトーストを楽しめる。

いずれの店も、サマリンダの街の記憶を宿した存在だ。一杯のコーヒーを通じて、時を超える地域文化に触れてみては。