自動車業界向けに特定技能人材を紹介するアプティグローバル(東京・渋谷、井田秀明社長)は、バンドン市にトレーニングセンターを新設し、12月15日に開校する。これに先立ち、9月22日に現地で地鎮祭を実施した。
同社は、自動車整備、日本語、日本文化を学んだ人材を日本のディーラーや整備工場へ送り出しており、インドネシア政府認定の人材紹介業者(P3MI)の資格を有する外資系としては初の事例となる。雇用契約から就業後のサポートまでをワンストップで提供している。
新施設には最新の整備訓練機器のほか、面接や研修に用いるオフィス、会議室を備える。これにより人材の質と日本企業側の利便性の向上を図る。
地鎮祭には、P3MIを管轄するBP2MIの西ジャワ統括代表やバンドン市副市長も出席。現地では異例の規模の式典となり、同社への高い期待がうかがえる。関係者からは「日本で働きたいインドネシア人材に大きなメリットをもたらす」との声も上がった。