インドネシア政府は、バンドン圏のパダラランとチチャレンカを結ぶ通勤鉄道の電化を2027年までに完了させ、運行開始を目指す。運輸省が10月10日に明らかにした。西ジャワ州における公共交通機関の近代化を目的とする。
運輸大臣のドゥディ・プルワガンダ氏は、全長42キロメートルの電化により、通勤時間が現在の約2時間から約1時間に大幅に短縮される見通しを示した。「遅くとも2027年までに完了し、西ジャワ州の人々、特にバンドンとその周辺地域住民の移動効率が向上する」と述べた。
プロジェクト費用は現在精査中だが、運輸省は国営予算(APBN)のみに依存せず、国営企業(BUMN)や民間企業からの投資も募る方針だ。
このプロジェクトは運輸省と西ジャワ州政府間の覚書の一部であり、鉄道部門の最適化を目指す。覚書には、農業製品輸送専用車両の導入や、チアンジュール、スカブミ、ボゴールを結ぶ旧路線の段階的な再活性化計画も盛り込まれた。