インドネシア国家麻薬取締庁(BNN)は先週、合同作戦を通じて、スマトラ島北部と中部スラウェシを結ぶ広範な麻薬密売ネットワークを摘発した。今回の作戦で、麻薬成分を含むとみられるVAPE(電子タバコ)リキッド数百本とエクスタシー985錠を押収した。
摘発は、スマトラ北部クアラナム空港で中部スラウェシへ発送予定の不審な荷物が発見されたことに端を発している。BNNは追跡捜査の結果、メダンの寄宿舎にたどり着き、密売網の全容を解明した。
現在、麻薬含有が疑われるVAPEリキッドは成分分析を進めている。BNNのスユディ長官は、市販のVAPEリキッドに対する監視体制の不備、特に未登録輸入品のオンライン流通や宅配便利用による厳格な管理の欠如を問題視。財務省税関総局および保健省との連携を強化し、規制の抜け穴が犯罪組織に悪用されることを防ぐ方針を示している。


















