観光省は10日、昨今のインドネシアにおける自然災害や天候が激変する状態を懸念し、登山者に登山場所でのルールに従い、天候の変化により注意を払うよう呼びかけている。
観光事業危機管理センター(TCC)によると、インドネシア最高峰の東ジャワ州にあるスメル山(標高3676メートル)や、中部ジャワ州のスラメット山(標高3428メートル)などの登山に人気の山で、低体温症の事例が既に報告されているという。山頂や登山道中の高度が高いところほど気温が低く、低体温症になる恐れがある。
またそれ以外には雨季による降雨量の増加で足元の状態が悪くなり、滑落する危険性も高くなることが懸念されている。現在では西ジャワ州のサラック山、中部ジャワ州のメルバブ山、ムラピ山、スラメット山、バリ州のアグン山、ロンボク島のリンジャニ山などで、登山が既に禁止されている。
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