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IKN、65%が保護林地域 新首都計画、違法行為取り締まり強化

インドネシアの新首都ヌサンタラ(IKN)の建設計画において、総面積25万2千ヘクタールのうち約65%が保護林地域に指定された。市街地開発は約25%に限定し、残る約10%は食料安全保障地域となる。IKN庁のアグン法務・コンプライアンスユニット長が明らかにした。

IKNは「森林都市」としての構築を目指すが、計画地では現在、不法な採掘や土地開墾、無許可建設といった違法活動が頻発している。これに対し、IKN庁は違法活動対策タスクフォースを設置し、対策を強化。タスクフォースは、タフラ・ブキット・スハルト森林公園内の4カ所に禁止看板を設置するなど、厳格な措置を講じる。

アグン氏は、IKNを「安全で秩序ある持続可能な森林都市」にするため、これらの違法行為への対応を優先すると強調。取り締まり、予防、啓発活動を通じて、計画通りの「森林都市」実現へ向けた協力を継続する構えだ。