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ロシア、インドネシアの原子力開発支援へ

ロシアのプーチン大統領は12月10日、モスクワのクレムリン宮殿でインドネシアのプラボウォ大統領と会談し、インドネシアの原子力発電所(PLTN)開発を支援する用意があると表明した。プラボウォ大統領は、大統領就任後、プーチン氏との会談は6月のサンクトペテルブルクに続き2回目となる。

プーチン大統領はエネルギー分野での良好な展望に触れ、原子力発電が特に有望であると指摘。産業や農業分野での協力にも意欲を示している。また、両首脳は防衛・軍事協力の強化でも一致した。インドネシアはロシアにとって伝統的な軍事技術協力パートナーであり、インドネシア軍関係者のロシアでの教育・訓練拡大も進める方針だ。

プーチン大統領は、インドネシアのBRICS正会員入りを歓迎し、国際経済秩序における重要な地政学的変化であると強調。ロシアとユーラシア経済連合(EAEU)との自由貿易圏設立に向けた交渉も進行中だ。両国は多岐にわたる分野で関係強化を進める。