インドネシア公共事業省のドディ・ハンゴド大臣は、中国とのインフラ協力について、新たな方向性に進むと発表した。両国が75年にわたり築いてきた関係を踏まえ、今後の協力はより戦略性の高い段階に入ったと述べている。
大臣は、公共事業省が水・食料・エネルギーの安全保障といった国家の重点分野を支える中心的な役割を担うと説明。国際協力はAsta CitaおよびPU608の方針と一致し、これらの課題に沿う必要があると強調した。水・食料・エネルギーは、2025~2029年の国家中期開発計画(RPJMN)が掲げる三本柱でもある。
また大臣は、現在3つの政府間(G-to-G)プロジェクトが資金調達の検討段階にあると明らかにした。対象は、リアム・キワ多目的ダム、ペロシカ多目的ダム、そしてカリマンタンの国境道路開発である。これらはいずれも水資源管理や灌漑、全国の交通ネットワーク強化に寄与する基幹プロジェクトであり、計画から実施への移行を進め、協力の成果を具体的に示していく姿勢を示した。



















